子供の目の成長と大切さ
赤ちゃんの視力は、生後すぐは明るさがわかる程度ですが、成長とともに「見る」ことで発達し、6歳くらいまでに大人とほぼ同じ視力に達します。この「発達の黄金期」に、視力の成長を邪魔する原因(ピントのズレや目の位置のズレ)を早期に発見し、適切に対処することが非常に重要です。
お子様の目の健やかな成長のために、知っておきたいポイントをご紹介します。
注意したいお子様のしぐさ
日常生活で、お子様に以下のような様子はありませんか?
これらは、目が見えにくいために無意識に行っているサインかもしれません。
学校検診・就学時検診の結果について
学校の検診結果の見方は以下の通りです。「B判定」以上であれば、早めに眼科での精密検査をおすすめします。
| 判定 | 視力の目安 | 状態の説明 | 対応の目安 |
|---|---|---|---|
| A判定 | 1.0以上 | 教室の一番後ろからでも黒板がよく見えます。 | 定期検査を継続しましょう。 |
| B判定 | 0.7 〜 0.9 | 黒板の文字が見えにくいことがあります。 | 一度、眼科を受診しましょう。 |
| C判定 | 0.3 〜 0.6 | 黒板の文字を見るのに支障が出ています。 | 早急に眼科を受診してください。 |
| D判定 | 0.3未満 | 一番前の席でも黒板が見えにくい状態です。 | 至急、眼科を受診してください。 |
子供に多い目の病気
近視・遠視・乱視(屈折異常)
ピントが網膜に正しく合わない状態です。最近はタブレット学習やスマホの影響で、低学年からの近視が増えています。当院では、お子様の成長に合わせた眼鏡処方や、近視進行抑制のアドバイスを行っています。
弱視(じゃくし)
6歳までに視力は完成すると言われています。7歳以降になると治療しても効果が出ずらく、弱視で固定してしまう可能性が非常に高くなります。なので、放置せず6歳までに必ず受診くださるよう、お願い申し上げます。
斜視(しゃし)
片方の目は正面を向いていても、もう片方の目が別の方向(内側や外側など)を向いている状態です。見た目の問題だけでなく、放っておくと「弱視」の原因や、立体的に物を見る力(深視力)が育たなくなる原因になります。
受診のタイミング
お子様の検査は、大人よりも時間がかかることがあります(調節力を休ませる点眼薬を使用する場合など)。余裕を持ってご来院ください。
- 検査のタイミング: 学校検診の結果が出た時、3歳児健診で指摘された時、あるいは上記の「しぐさ」が気になった時が受診のタイミングです。

