糖尿病網膜症
原因・症状・当院での検査と治療をご説明します。
初期段階では自覚症状がないため、糖尿病と診断されたら、
目の症状がなくても定期的な眼科受診が不可欠です。
糖尿病網膜症について詳しく知る
カメラのフィルムにあたる「網膜」には、細かい血管が無数に走っています。血糖値が高い状態が長期間続くと、この血管がダメージを受け、出血・むくみ・新生血管の発生(増殖)といった病変が起きます。これが糖尿病網膜症です。
糖尿病の三大合併症(網膜症・神経症・腎症)のひとつであり、糖尿病患者さんの約40%に起こるとされています。
日本人の約5人に1人が 糖尿病(疑い含む→約10%)もしくはその予備軍(境界型・耐糖能異常→約10%)
※ 令和5年 国民健康・栄養調査
糖尿病患者の網膜症発症率は、約15〜23%(≒5人に1人前後)
※ 厚生労働省調査
早期発見・治療により 失明の98%が予防可能※ 米国糖尿病学会2017
あなたの眼 こんな症状はありませんか
糖尿病と診断されている方、または血糖値が高めと言われたことがある方はご確認ください。
糖尿病網膜症について詳しく知る
糖尿病網膜症|当院で可能な検査項目
自覚症状がないまま進行します
網膜症がある程度進行するまで、自覚症状は非常に乏しいのがこの病気の最大の特徴です。「見えにくくなった」と気づいてから受診したのでは、すでに重症化しており、最悪の場合は失明に至るケースもあります。
内科で糖尿病の治療を始めると同時に、必ず定期的な眼科診察を行っていただくことが、ご自身の目を守る唯一の方法です。
当院での検査について
眼底検査(散瞳検査)
瞳孔を広げる点眼薬を使い、網膜・血管・視神経を詳細に観察します。糖尿病網膜症の基本検査です。
光干渉断層計(OCT)
網膜の断面を層別に画像化します。黄斑浮腫(むくみ)の有無を微細なレベルで確認できます。
視力・眼圧検査
基本的な視力測定と眼圧測定を毎回実施し、経時的な変化を記録・管理します。
糖尿病網膜症のよくある質問
糖尿病網膜症は症状の出にくい病気ですので、ご参考にしていただけますと幸いです。
Q. 内科で「血糖値が安定している」と言われましたが、眼科にも行くべきですか?
A. はい、必ず受診してください。血糖値が改善しても、過去の高血糖によるダメージで眼底の病変が進行することがあります。
Q. どのくらいの頻度で通院すればいいですか?
A. 網膜症を発症していない場合は半年に1回〜1年に1回程度ですが、病状(進行度)によって1〜2ヶ月に1回など異なります。医師の指示に従って定期検査を受けてください。
Q. 糖尿病網膜症は治りますか?
A. 完全に元の状態に戻す(治癒する)ことは難しい病気ですが、早期発見・早期治療によって進行を食い止め、今の視力を維持することは十分に可能です。
Q. 紹介状がなくても来院できますか?
紹介状がなくてもそのままご来院いただけます。ご希望の場合は診察後に内科の先生への情報提供文書(診療情報提供書)をお渡しすることもできますので、お申し付けください。地域の医療機関との連携を大切にしています。
「内科の先生に眼科を勧められた」「糖尿病と診断されたけれど、目は大丈夫かな」
そんな不安に寄り添います。三軒茶屋駅から徒歩1分の通いやすいクリニックです。

