糖尿病網膜症の病期
糖尿病網膜症の病期は以下の3期に分類されます。
STAGE 1
単純期
出血・白斑が出始める
STAGE 2
前増殖期
血管閉塞・新生血管の準
STAGE 3
増殖期
硝子体出血・網膜剥離のリスク
単純糖尿病網膜症(STAGE 1 単純期)
初期の網膜症となります。
🔴 この段階で起きていること(症状)
高血糖が続くことで毛細血管の壁が傷み、血管瘤・点状出血・硬性白斑(脂肪やタンパクの漏出)が生じます。この段階では視力の自覚症状はほぼありません。
治験アプローチ
この段階では内科的な血糖・血圧管理が最優先です。ただし、黄斑に浮腫が生じている場合はレーザー治療や抗VEGF注射の対象になります。
この時期の眼底写真で見る — 単純網膜症

前増殖糖尿病網膜症(STAGE 2 前増殖期)
中期の網膜症となります。
🔴 この段階で起きていること(症状)
毛細血管が詰まり血管閉塞が起きます。虚血に陥った網膜には軟性白斑(綿花様白斑)が現れます。放置すると新生血管が生じ始め、次の増殖期へ移行します。
この段階もまだ自覚症状に乏しいことが多いです。
治験アプローチ
虚血網膜を放置すると新生血管の温床になるため、この段階での的確なレーザー光凝固術が非常に重要です。進行を増殖期へ移行させない「防波堤」の役割を果たします。
この時期の眼底写真で見る — 前増殖期



増殖糖尿病網膜症(STAGE 3 増殖期)
進行期の網膜症です。
🔴 この段階で起きていること(症状)
虚血網膜に新生血管が生じます。新生血管は出血しやすく、眼内の硝子体へ出血(硝子体出血)が起きると急激な視力低下・飛蚊症が現れます。
さらに増殖膜が形成され網膜剥離に至ることや、血管新生緑内障(二次性緑内障)を合併することもあります。
治験アプローチ
硝子体出血・網膜剥離・増殖膜の状態によって手術が必要になります。病状に応じた集中的な治療が求められます。
この時期の眼底写真で見る — 増殖期

新生血管は出血しやすく、眼内の透明な組織である硝子体に出血(硝子体出血)が生じます。出血量によっては、急激な視力低下やなります強い飛蚊症で自覚されます。
さらに網膜面上に増殖膜といわれる線維膜が生じ、網膜剥離に至る場合もあります。また、血管新生緑内障という二次性の緑内障を生じることもあります。




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